interview 広報課 2019.11.30
- 〝美根〟 STAFF
- 2019年11月30日
- 読了時間: 11分

◆10月からLIVEがワンマンライブだけ(1日2本)でしたが、他時間は何をしてましたか?
10月のライブからワンマンまでの間は、体力強化と苦手なことにチャレンジする期間にしていました。ライブがコンスタントにあると無理に体をいじめたりできない部分もあるので、思いっきり挑戦したかったことのために時間を空けてもらいました。そしてワンマンに向けては自分にとっても初めての編成だったので、感覚をつかんで構想を練るために早めにスタジオに入ったりして、毎日あれやこれやとわくわくして過ごしていました。ワンマンの後もまた無理を承知のチャレンジ期間を経てイベントのこと次のワンマン、リリースとかSNSのことを考えています。同時に映画や芝居を観たり展覧会にいって刺激をもらってたくさんの新曲を作り出す準備をしていました。
◆突然ですが、みねこ美根にとってライブって何ですか?
私は自分を見てもらいたい。自分の世界で皆様と過ごしたいという気持ちが多く占めています。それを実行できる時間でしょうか。
ステージに立ってないときは結構普通なんですが、ステージに立つとその瞬間の光を浴びることができる気がしています。楽曲を作って、皆様が聞いて想像してくれる世界を、さらに私がステージの上でその日のその瞬間の楽曲で、魅せたいと思っています。
毎回毎回、最新の私を感じてもらえる瞬間です。20分でも90分でも流れやテーマを考え披露してそれが皆様に伝わる感覚や気持ちが好きなんです。
◆では、ワンマンライブとイベントライブの違いは何ですか?
その日のベストを尽くすことにはどちらも変わらないのですが、狙いという部分でイベントライブは初めてのお客様へのアタックも意識していますし、楽曲それぞれのつながり、世界観などの新しいチャレンジを試みたりしています。わくわくできますよねきっと。ここで生まれるものも多いので。
ワンマンライブは応援してくれているお客様に今の全てをぶつけたいと思ってやります。みねこ美根のことを知っている人に、こうだよね!と思わせることも大切だし、いい意味で裏切ってドキドキさせたいです。今の規模でできるものなので手作り感満載ですが、幸せなことに、素敵なスタッフやメンバー、お世話になっているライブハウスの皆様と出会えたことによって、今のところとても良いワンマンができています。もっとやりたいことがあるので新しいお客さんも増やして、グッズも売らなければならない(笑)。
どちらも演奏時間に関係なく、楽曲とその世界に皆様と一緒に身を置ける特別な時間を作ることを意識しています。
◆チケットの取り置きに関して質問が来てますが、何かご本人も思うことがあるということなのですが、当日急に来れる人とか、“もしかしたら”いけるかも!という予定の人はどうしたら一番いいですか?
イベントなどのチケット取り置きご予約の窓口がアーティストの場合に関しては私のTwitterのDMやメールで基本は受け付けています。できれば前日までにご連絡いただけると確認ができてうれしいです。公演の開場時間ぎりぎりまではできるだけチェックするようにしています。でもライブ当日って何が起きるかわからないので不手際があると私も後で落ち込みますし、会場や日によって当日券が前売り券より少し値段が高くなる場合がありますので、出演時間も限られてしまうイベントですから、もしお越しいただける可能性のある日は予約だけで早めに入れておいていただけると、お越しいただいた場合に前売り料金で入れるので、可能性があれば遠慮なくご予約ください。その場合「可能性は50%」とか、「当日にならないとわからない」など一言書いて申し込んでもらえるとわかりやすいので嬉しいです。遠慮なく活用ください。
◆いままでのワンマンライブのタイトルはどんな思いでつけていますか?
2019年は心火から始まり、灯した光、が情景として一貫してありました。来年からは、そのさまざまな光が"一つになる"ところから始まってその光にどんどん集まってもらえるようになりたいです。タイトルの意味とかも考えてもらえると嬉しいです。どのタイトルも表面的な意味と裏の意味があります。裏の意味は私だけで楽しみますので想像してください。この「A Special Day of Mine」は本当に自慢です!!!
◆個別にはどんな意味がありますか?そして次回は英語のタイトルですね
・A Special Day of Mine 「心火を従えて掴んだもの2019」
アルバム「心火を従えて愈々」から繋がる、強い気持ち、心で燃える火を胸に私が何を掴んだのか、ということを見せようとつけました。そしてお客様は何を掴みとってくれるのか、それを受けて私自身この日に何を掴めるのか、という可能性も込めました。
・A Special Day of Mine 「極夜の光合成」
・A Special Day of Mine 「白夜の深呼吸」
Acousticという雰囲気のくくりのLIVEですが、二公演を対にさせるタイトルとして、極夜と白夜、光合成と深呼吸を組み合わせました。好きな画家であるマグリットの「光の帝国」という作品から想像を広げていきました。
「極夜の光合成」は極夜(日中でも太陽が昇らない現象)の中でも光を信じ、感じていくのだということ、「白夜の深呼吸」は白夜(夜でも太陽が沈まない現象)の中でも、心休まる場所を見つけて自分のために深呼吸をしよう、というようにそれぞれ意味合いを公演のテーマとしてつけました。
・A Special Day of Mine「COLLECTIVE IMPACT ~根然一体~」
COLLECTIVE IMPACT(コレクティブインパクト)とは、集合的な成果、つまり異なる分野や違いを超えた相乗効果によってひとつのことに挑み向かっていくこと、渾然一体もひとつに溶け合うことを言います。今度のライブはさらにバンドメンバー、スタッフとも一体となった姿を見せて次に進む姿にお客様も一緒に歩み始めたらと思って付けました。会場にいる全員が一人ではなく、一丸となってそれぞれの強みを信じ総じて進む姿を見せたいという想いです。
◆ワンマンライブでは必ず座席を用意していますが、どんなふうにLIVEを見てほしいとかありますか?
大前提として、私はホールでライブをしていきたいと思っています。ホールのステージで演出を考えてライブをするのが夢です。皆様にお金を払っていただき、会場内のみねこ美根の世界の中に自分のスペースを買っていただいています。まだ座席というより小さな椅子だったりと、かなり窮屈な場合もありますが、私の世界も皆様の場所も広げていきたいと思っています。他のお客様の迷惑にならない範囲で、自分の場所で好きなように楽しんで欲しいと思います。実はその辺りの世界観も一緒に作っていきたいと思っています。一緒にクラップができたり、足踏みが出来たり、私の歌に合わせてメロディを感じてもらったり、声かけがあったりと、もっとできることをいろいろ考えたいと思います。みねこ美根の世界にライブという世界だけでなく映画や演劇のように浸り味わい、そしてもちろんライブならではのリズムや音楽たちに身を委ねながら自由に楽しんでいただきたいです。
◆新曲が何曲かLIVEで発表されていますが今後どのような形で世に出していくのですか?
納得がいくまで創作しているので時間がかかっています。いや、かけてます。たくさんの曲を一斉に育てています。曲によって作り上げてく作業も違います。ライブが最初だったり、レコーディングが先だったりと、配信が先だったり、楽曲ごとに考えています。ここだ!と思ったときに楽曲を皆様が購入できる状態にできたらと思っています。しかしながら最近は少し間が空いたので、早く、配信やCD、映像作品として出したいです。楽しみに待っていてください。
◆今披露してる新曲で何が一番押しですか?
うーん、スタッフにも聞かれるのですが正直全部一番なんです。嘘偽りなくそう思っています。だからどれがっていうのがないです。スタッフとかお客様はどんどん1番を作ってくれても構わないのですが、私はすべて1番でそこはすごく自信をもって胸を張って言います。あとは聞いた人が決めてくれればいいかなと。
◆フォトブックを発売しましたが、これはなぜ製作したのですか?またどんなところをみてほしいのですか?
単純にみねこ美根はこんなことも出来るんだと見て欲しいです。いろんなことに挑戦できることの幸せを抱きつつ、いろいろやりたいです。今までの私は何をやるにも少し臆病で、そしてあまり人と意見を交わすのが得意ではなかったなと思い返します。今は意見を交換することができる仲間ができて、フォトブックで言えば、カメラマンの陸さんとの出会いがあって、そして衣装を作るにあたっては八重森さんやメイクの市川さんが参加してくれて、こんな素敵な出会いから生まれたものを皆様に、見てほしいなと作りました。多くの人に見てもらえたら次に繋がると思っています。受け入れてもらえなかったら新しいことに考え直すか続けるかまた判断します。写真一枚一枚にも詞(ことば)を込めています。ひとつの作品として皆様の手元に届いたら嬉しいです。時代的にはデジタル書籍にするのも面白かったのかなとも思いますがいかがでしょう。
◆今一番シンガーとして成長したいと気にかけてる点はありますか?
皆さんが遠慮なく、楽しめるようなステージができるような力をつけたいです。皆さんの気持ちを誘い出せる歌に、成長させたいです。
◆そういえば先日のワンマンでカバー曲を1曲ずつやっていましたが今後LIVEで演奏する機会が増えるのですか?
先日は、あのライブの内容を考えたとき演出として必要だと思い、カバー曲を選び披露しました。やる/やらないのこだわりはないです。逆に見てくださった方はどう思ったか気になります。
◆そして最近カバー動画を上げてますがその意図は何かありますか?
リリースが出来てないのでカバーをあげてます…(笑)。でもカバーすると新しい人にもみねこ美根を知ってもらえることが分かりました。自分の曲ではない歌を歌うのは、たくさん発見があるので、ずっとやっていたことですが、人に見せたことはありませんでした。でもせっかくなら皆さんに楽しんでもらえたり、誰かに私を見つけてもらうきっかけになれたらと思ってあげています
◆なんで画面が横向きなのですか?
まっすぐだとつまらないからです…。まっすぐ見たい場合は携帯を傾けてください。横にしている意味をこじつけてから、これは横でお届けしようと思って横向きにしてます。意味は誰にも言いませんけど。
◆Twitterの返信で「良い表現だ」と、いうことがありますが、いままで感動した言葉や文章はありますか?
日々いろいろな言葉に、なるほどと感嘆することは多いですが、最初に心に浮かんだのは高校の現代文の試験に出てきた一節に感動したことです。「そんなにいつまでも生きていられたらいいわね」例題として使われていた文章で、あまりに透き通った文章だったので急いで解き終えて何度も読みました。出典元が書かれてなかったので、一文だけ覚えて、後で検索したところ、堀辰雄の「風立ちぬ」でした。あの感動は今でも印象深いです。
◆いま好きな映画を一つ挙げるとしたらなんですか?
日々好きな映画は更新され、増えていっていますが、一つ挙げるとするならここ最近は「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」。この作品と出会った衝撃を越えてくるものはなかなかありません。
◆バレエをやられてたと聞きますが好きなバレエ作品はありますか?
シンデレラが好きです。プロコフィエフの妖しくドラマチックな音楽が好きで、小さいころからなじみがあります。
女性バリエーションだと、「眠れる森の美女」のカナリアとか青い鳥とか。「ドン・キホーテ」のキトリ。あと「コッペリア」のスワニルダ。
◆映画の予告に思うことがあると聞きましたが、どんなこだわりがありますか?
ナレーションのテンション。これで観たくなったり、見たくなくなったりする。でも最近、ナレーションのない予告編の方が、私はその映画を見たいと思うらしいということが分かってきました。
◆今、お客様に伝えたいことは何ですか?(2019年11月24日現在)
今の、みねこ美根を楽しんで欲しいのですが、今からのみねこ美根を夢見る、ということも楽しんで欲しいです。どのように成長して進んでいくのか。もしかしたら皆様が期待している姿と違う成長をするかもしれませんが、私がどのように成長していこうとも、今を応援してくれている皆様がいるから、ステージに立つことができています。私にとってこの1年はそう強く感じたとても大切な1年です。
もっともっと私の歌を多くの人に届けたい。そのためにいろいろな情報が欲しいです。番組やイベントへの出演のきっかけ、宣伝方法の提案など、「こういうのがあるよ、こんなこともできるよ」と、スタッフや関係者で応援してくださる方々から情報を頂けることが増えてきました。またチラシを配布してくださる方も増えてきて感謝しています。これを読んでくださっている方で、もしよろしければ番組や取材やタイアップ、いろんなライブイベントの情報、こんな番組とか雑誌に出たらいいよとか、SNSの使い方もうなんでも、いろんな情報を私にください!よろしくお願いします。どんどん成長したいです。
◆またインタビューをお願いできますか?
皆様からの質問が多かったら広報課として何かアクションは起こしていきたいですし、自分の言葉を発信できることはすごく大切だと思っていますので是非続けていきたいと思います。
Comments