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【avant-titleⅢ】完成

  • 執筆者の写真: 〝美根〟 STAFF
    〝美根〟 STAFF
  • 17 時間前
  • 読了時間: 6分

更新日:9 時間前

新曲弾き語り音源CD「avant-titleⅢ」販売

〝美根〟として初めての「avant-titleシリーズ」が完成しました。

全曲新曲・未配信楽曲になります。通信販売と本人出演のライブ会場のみで販売です。

avant-titleシリーズは〝美根〟の活動の中で生まれてきた楽曲の第一形態的な形を皆様にお届けする企画になります。過去2作品、みねこ美根時代に発表しております。

ここからこの新曲たちがどう成長していくのかどう育てるのか一緒に楽しんで欲しいと思っております。


全作詞作曲演奏:美根

収録曲(全7曲) 2,200円 歌詞カード付

屋上 /熱くて溶ける涙 /ヘイ・ハロー!/さらばだ /踊る人 /ずぶずぶ /ハピリーエバーアフター


通信販売ページ https://powerpop1999.thebase.in/




《avant-title Ⅲ》〝美根〟コメント

 

名曲『モダンガール』が完成した後に、今年の弾き語りワンマンに向けて何を届けられるか考えたときに歩き出したプロジェクトです。今のいろんな自分と、今の自分にできることを衝動的に、でも深く考えて詰め込んだこのアルバムが完成して、自分に今までにない感覚が見つかりました。こういう感覚になるのは初めて?久しぶりで、昨年から今年の春くらいまでいろいろあって霧がかかっていた視界や気持ちに、自分の天命を思い知らせてもらえた感覚です。この生まれたての7曲の新曲たちは、まだまだ可能性を秘めていて、ここからも成長していきますが、この《avant-titleⅢ》に収録するにあたり、テンポ感や、レコーディングの仕方、アレンジや音色、歌詞やコード感、歌い方、演奏、すべてで自分なりに挑戦をしました。ただ、その挑戦が、「せねばなるまい」の挑戦とは違って、楽しい方へ、やりたいことのために、突き詰めていった先への心からの挑戦だったことも、自分にとってはとても重要なことです。希望、生活、恋、アイデンティティ、喪失、皮肉、自虐・・・たくさんの気持ちがある中で、どの曲が今のあなたのそばに感じてもらえるでしょうか。紡いだ言葉、必要な要素を選び抜いたまっすぐを楽しんで欲しい。

 

【屋上】

自分の体や頭の中で起きたことを元に書き始めた曲です。サビの世界が最初に浮かんで、そこにさらに自分を練り込んでいきました。雨が止んだとしても、夜が明けたとしても、私たちの悩みや悲しみはそこで終わってくれるわけではなく、続いていくその先にこそ、私たちの毎日があるのです。疾走する躍動感がこの曲の推進力となっています。かき鳴らすアコースティックギター、さらにギターを重ねて録音しました。両サイドから聞こえてくる、僕が、君が、飛んでいけるような疾走感。勝手な自分の思いですがこれからの私に必要不可欠な大切な世界観ができました。次の私の世界への新しい入り口への挑戦の曲だと思ってます。

 

【熱くて溶ける涙】

「無理しないでください」と相手を気遣う気持ちから声をかけたら、「無理はしてるに決まってるんだから、否定するようなことを言うな」と言われたことをきっかけに、作った曲です。その価値観を教えてくれた人の生活や人生観を私なりに解釈し歌詞を書きました。切なさや胸を締め付ける感覚に重きを置き、音のメロディの高低差や抑揚も大切に構築していきました。さらにグッと心に食い込んでくるような楽曲になって嬉しいです。

 

【ヘイ・ハロー!】

「愛して欲しい」という欲求は、常々、まずは自分で自分を愛していなければ、自己破滅に繋がってしまうなと思っています。自己愛の有無で、全く愛の種類が変わってしまうなと。例えば体が痒いとすぐに掻きむしってしまうんですが、身体は大切なのに、いつの間にか気持ちよさを求めて血まみれになるまで掻いてしまう。自暴自棄な感覚を込めた曲です。エレキの世界観だなと決めていたのですが、かっこいいギターフレーズも作ろう!と思い立ち、作ったはいいものの、自分で弾くのには苦労しました。でもそのおかげで、他の曲にはない、良い意味での厄介者感が生まれました。

 

【さらばだ】

「普通」という概念が、多様性の時代だと言われている今だとて、根強く、自分の中で時々襲われる「お前は普通じゃない」という感覚があります。この曲は実際に、自分にとって最悪な、でも羨ましいとも思ってしまう夢を見た後、悲しくなってその悲しい気持ちに浸り切って書いた曲です。誰も気が付かない中で、一人身を引きたい、終わりにしたい。最初に出てきた言葉が「ひとまず さらばだ」でした。無機質さが恐怖にも転じるような、寂しくてどこか取り留めないサウンド感を作ってみたいと思って【さらばだ】のサウンド感の構想と繋がって、音を作っていきました。不安定なシンセの音色を使って、音を重ね世界観を作り上げました。

 

【踊る人】

我々は様々なものに知らず知らずのうちに踊らされています。ただ、意思もなく、信念もなく、何が真実かも確かめずに、踊らされていることにも気づかない、そして周りを傷つける。そんな魑魅魍魎を哀れんだ曲です。この曲は、より言葉やメロディの抑揚や昂りなどの自由度を高めて、自然なゆらぎも音源に込めました。その瞬間の息遣いや、歌詞の世界、メロディ、録音してる瞬間の緊張感、ドキッとする感覚。そこにキーボードをプラスしました。最初はコード感の強いイメージでいましたが、メロディの絡み合いフェチなので、自分で悶えるメロディを重ねました。何度聞いても私は天才だと思います。ミックスで、唄とギターとキーボードの音が、同じ座標から聞こえてくるように仕上げてくれて最高なんです。ヘッドホン推奨楽曲です。

 

【ずぶずぶ】

人生最大のダメダメな自分が書き上げた曲です。恥ずかしいくらいに赤裸々に自分を書きました。情けなくて、劣等感だらけで、うまくいってなくて、すがれるのは過去だけ、気持ちと行動が伴わない自分。でもそんな自分を今回作品にできたことで新たな覚悟を決められました。私の仲間達にこの曲が届いて力になれば嬉しいです。作り始めからこのギターのリズムフレーズ先行でした。レコーディングでは愛用のTaylorを使用し、このTaylorならではのぎゅっとした深みのあるまとまり感が、唄のキリッとした雰囲気と重なり、”自己もがき”な世界観が完成しました。

 

【ハピリーエバーアフター】

「ハピリーエバーアフター」を日本語にすると、「めでたしめでたし」「いつまでも幸せに暮らしましたとさ」という意味です。この曲は、2025年1月に開催したワンマンライブの最後に、この日のための新曲として恒例のアンコールで披露した曲で、その時は、1番とアウトロという形で披露しました。私の楽曲の多くは妄想で書いていると言っていますが、これは事実に基づく成分・描写が結構多めで書いた作品です。この曲に登場するAadd9というコードがお気に入りです。完成するとこの曲だけの世界観、柔らかな湿度感が生まれました。空気を纏ってかき動かして震わすような、他の楽曲ともまた違うサウンドになっています。独特の没入感を楽しんでもらいたい。

 
 
 

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