サウンドプロデューサーは誠屋の小名川高弘氏。
「心火を従えて愈々」から続く小名川氏との創作作業の中で作り上げてきている楽曲からの2曲です。彼女の楽曲は無限のふり幅を持っている。「心火を従えて愈々」の次作として何を届けるのか考えた時に、お客様が想像できない曲を届けたくなり、当初配信予定していた「最高に良い曲」の発表は取っておき、この2曲を選んだ。お客様にとってこの2曲が「良い曲」かどうかはわからないが、「最高にかっこいい曲」と「最高に彼女の世界を覗ける曲」だと思う。
ただし、この2曲は曲者で100回聞いてもみねこ美根をわかりきることは出来ないと思う。
―以下本人による楽曲紹介―(みねこ美根の想いであって、聴いていただける人が自由に感じてほしい。)
「数式」
憧れていた数学の先生は、面白くて、私にだけ優しいように感じられたけれど、知らぬ間にどこかへ行ってしまった。遠いところで結婚したらしい。数式のようにすべてに答えがあればいいけれど、答えがないから生きているようだ。先のことは分からないけれど、今、目の前にいる誰かに、言わなくちゃいけないことがあるのなら、言うべきだ。私は言えなかった。でもこの曲になった。聞こえてるのなら、聞いて欲しい。
「悲鳴」
私たちはどこまでも孤独だと思う。愛し合っていたとしても、私とあなたは全くの別物だし、全てを分かり合えやしない。好きな人のことでさえ、全部を知り得ないのに、ましてや偶然居合わせた人の悲しみを慮ることなんて無理だ。でも、耳を澄ますことはできる。“知ろう・受け止めよう”とすることはできる。私は「孤独じゃないよ」なんて言わない。でも、「一人ではない」と、この曲で伝えたい。
Recording credit
Sound producer:小名川高弘
Rec&Mixed engineer: 土岐彩香
「数式」
Drum:大塚雄士
Bass:浅倉高昭
E.Gt&Organ:小名川高弘
A.Gt:みねこ美根
作詞/作曲:みねこ美根
「悲鳴」
Drum:髭白健
Bass:目黒郁也
Gt:小名川高弘
Apf:みねこ美根
作詞/作曲:みねこ美根
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