top of page
  • 執筆者の写真〝美根〟 STAFF

『本当は人魚』配信中

各配信サイト https://linkcloud.mu/edee2df9


私が届けたい〝美根〟の創り出す世界を全開に表現した1曲目です。

劣等感を強さにできる場所を探し出すための曲です。人より劣っていると感じる部分を、今いる場所のせいにするのではなくて、自分で道を切り拓くための力にできるように、自分にも言い聞かせながら届ける曲です。

 「私は人魚だからみんなとは違う、今いる場所で頑張っても意味がない」

という言い訳や逃げの唄ではなく、自分の姿を知り、生きていく場所に向かって覚悟を決め、痛々しくても苦しくても地上を這って進む思いです。

「今自分がいる場所では自分を発揮できない」

そう思い込む人が今を無駄にせず、全てを、前を向いて進む力に変えられるように、その背中をひと押しできたら嬉しいです。


サウンドはアバンギャルドな世界になっています。この曲で伝えたい世界を信頼するメンバーに力とアイデアで支えてもらいながら、奥深く力強いサウンド、そこにトロンボーンの個性ある音色を入れて、いろんな角度から感じ取ってもらえる世界にしました。そして打ち込みで加えたツィター(弦楽器)のメロも重なって、尾ひれをのたうちながら引きずりながら、でも確かに進んでいく熱い思いのこもった、サウンドのうねりを感じてもらえます。この曲を聴いて、今の心の中をかき乱して新しい世界を一緒に観て感じてほしい。 


~光あるものは光ある物を友とす~ by〝美根〟


「本当は人魚」          2022年8月23日配信  

作詞・作曲:美根  編曲:美根’s

いつもなにかと 力及ばず 追い抜かすこともできない

何がいけない 分からない いっそ泳いで渡りたい


まわりはうまく世を渡り 毎日をこなしてく

のろまな姿を笑ってくれよ 私は目指す場所へ行く


嗚呼 何故 笑い合っても不安で怖いんだろう

嗚呼 何故 会話の途中 息がちゃんと吸えないまま


本当は人魚 エメラルドの鱗

のたうち回ろう 進め海原まで

本当は人魚 涙濡らす鱗

ざらり 砂まみれの引きずる尾ひれ

地上に生まれただけ 生きる世界に辿り着けばいい


人混みと音に溺れ 沈むビルの間で

君だけは笑わないで 這い上がる術(すべ)教えて


嗚呼 何故 抱き締め合っても 溶けてすり抜けていく

嗚呼 何故 囚われてるの 飛び込むならきっと今


本当は人魚 エメラルドの鱗

身をよじらせて ぎこちない呼吸で

本当は人魚 光揺れる鱗

ざらり 剥ぎ取られても あがく尾ひれ

地上に生まれただけ 痛みは全部 ひとかきに込める


本当は人魚 海に溶ける涙

憧れたのはどこまでも深い青


本当は人魚 エメラルドの鱗

のたうち回ろう 生きるために進め

本当は人魚 私だけの鱗

ざらり 分かってるさ 不器用な尾ひれ

地上に生まれただけ 目指す世界に辿り着くまでは 美根’s

Vocal & A.Guitar,

Sound Track ;〝美根〟


E.Guitar;原田征知

Bass;カナミネケイタロウ

Drums;大塚雄士

Trombone;真之輔


Rec&Mixed engineer: 宮崎秀一

bottom of page